今回から、Visual Studio 2017を使って、GACにプログラムをインストールし、実行できるようにします。
完了まで数回に分かれます。
使用しているVS2017は、「Visual Studio 2017 Community版」です。
はじまり、はじまり。
今回は、タイトルの通り「VS2017でexeとdllを分けてビルド」します。
■ ■ ■ 目次
■ ■ 1.新しいプロジェクトを作成する
■ ■ 2.クラスライブラリを追加する
■ ■ 3.コードを修正する
■ ■ 4.クラスライブラリへの参照を追加する
■ ■ 5.ビルドし、実行する
■ ■ 1.新しいプロジェクトを作成する
■ 1-1.メニューから[ファイル]-[新規作成]-[プロジェクト]を選択します。
![](http://www.aikotobaha.com/wp-content/uploads/2018/10/04_00-新しいプロジェクト-CMD選択.png)
■ 1-2.[新しいプロジェクト]ウィンドウの左ペインから[インストール済み]-[Visual C#]-[Windowsデスクトップ]-[コンソールアプリ]を選択します。
名前は、「AikotobahaStrix」とします。
![](http://www.aikotobaha.com/wp-content/uploads/2018/10/04_01-新しいプロジェクト.png)
■ ■ 2.クラスライブラリを追加する
外出しの処理をdllとして追加するためにクラスライブラリを追加します。
■ 2-1.ソリューション エクスプローラから[ソリューションで右クリック]-[追加]-[新しいプロジェクト]を選択します。
![](http://www.aikotobaha.com/wp-content/uploads/2018/10/04_02-クラスライブラリの追加-CMD選択.png)
■ 2-2.[新しいプロジェクトの追加]ウィンドウの左ペインから[インストール済み]-[Visual C#]-[Windowsデスクトップ]-[クラス ライブラリ]を選択します。
名前は、「StrixUralensisClass」とします。
![](http://www.aikotobaha.com/wp-content/uploads/2018/10/04_03-クラスライブラリの追加.png)
■ 2-3.追加後は、ソリューション エクスプローラは、こんな感じになります。
図 04-抜粋-クラスライブラリの追加後-ソリューションエクスプローラ.png
![](http://www.aikotobaha.com/wp-content/uploads/2018/10/04_04-クラスライブラリの追加後-ソリューションエクスプローラ.png)
■ ■ 3.コードを修正する
「AikotobahaStrix」と「StrixUralensisClass」のコードを修正します。
前回のコードを追加します。
ただし、namespaceは「AikotobahaStrix」としています。
![](http://www.aikotobaha.com/wp-content/uploads/2018/10/04_06-AikotobahaStrixコード.png)
![](http://www.aikotobaha.com/wp-content/uploads/2018/10/04_05-StrixUralensisClassコード.png)
■ ■ 4.クラスライブラリへの参照を追加する
コードを修正すると「AikotobahaStrix」のコードで「現在のコンテキストに’StrixUralensisClass’という名前は存在しません。」とクラスライブラリが存在しない旨の警告が表示されます。
![](http://www.aikotobaha.com/wp-content/uploads/2018/10/04_07-参照追加前.png)
csc.exeでのコンパイルであればパラメータでクラスライブラリの指定をするため発生しなかったのですが、VS2017の場合随時チェックされるので下記の設定が必要になります。
■ 4-1.ソリューションエクスプローラの[参照で右クリック]-[参照の追加]を選択します。
![](http://www.aikotobaha.com/wp-content/uploads/2018/10/04_08-参照の追加-CMD選択.png)
■ 4-2.[参照マネージャー]ウィンドウで「StrixUralensisClass」にチェックを入れ、OKボタンをクリックします。
![](http://www.aikotobaha.com/wp-content/uploads/2018/10/04_09-参照マネージャー-チェック後.png)
■ 4-3.参照の追加後は、クラスライブラリが存在しない旨の警告が消えます。
![](http://www.aikotobaha.com/wp-content/uploads/2018/10/04_10-参照追加後.png)
■ ■ 5.ビルドし、実行する
■ 5-1.ソリューションのビルドを行います。
メニューから[ビルド]-[ソリューションのビルド]を選択します。
![](http://www.aikotobaha.com/wp-content/uploads/2018/10/04_11-ソリューションのビルド-CMD選択.png)
ビルドに成功すると[出力]ウィンドウは、こんな感じになります。
![](http://www.aikotobaha.com/wp-content/uploads/2018/10/04_12-ソリューションのビルド-結果.png)
ビルドが終わると下記の様に「AikotobahaStrix.exe」と「StrixUralensisClass.dll」が作成されます。
コード「AikotobahaStrix.exe」
![AikotobahaStrix.exe](http://www.aikotobaha.com/wp-content/uploads/2018/10/04_13-成果物-AikotobahaStrix-exe.png)
「StrixUralensisClass.dll」
![StrixUralensisClass.dll](http://www.aikotobaha.com/wp-content/uploads/2018/10/04_13-成果物-StrixUralensisClass-dll.png)
■ 5-2.実行してみます。
メインとクラスライブラリが実行されている事が確認できました。
![](http://www.aikotobaha.com/wp-content/uploads/2018/10/04_14-実行結果.png)
ちなみに、exeを直接ダブルクリックするとコマンドプロンプトらしきウィンドウが一瞬表示されて、すぐに閉じられるので確認になりません。
おわり